【物を減らしてゆとりを作る】シンプルに暮らすメリットと実践方法を解説!

モノ減らそ

「豊かな暮らし」のための第一歩として、まずは物を減らしてシンプルな暮らしを始めてしていきましょう。

この記事では、なぜ物を減らせば「豊かな暮らし」に近づくのか?について解説します。
その方法としてシンプリストという生活スタイルを紹介し、実践方法・ミニマリストとの違いも解説していきます。

部屋の持ち物を見直し、シンプルな生活を実践していきましょう。

物を減らすとなぜイイの?

まずは結論↓↓↓

物を減らすと「こころ」・「時間」・「お金」にゆとりができるから

こう言われるとなんとなく直感的に理解できる方も多いのではないでしょうか。
では、なぜそうなるのか、詳しく見ていきましょう。

物を所有するときに使っている【こころ・時間・お金】

物を所有するということは、その1つ1つに脳のリソース、時間、お金を使っているということ。

脳のリソースとは物事を判断するときに使用できる脳の容量という理解でいいでしょう。

そこで脳のリソースの概念を少し広げて、気遣いや心遣いのような心理的余裕を表す「こころ」というワードに置き換えてみます。

人が日々の暮らしの中で自由に使えるものが正に「こころ」、「時間」、「お金」なんです。

つまり、私たちは常に無意識のうちに「こころ」、「時間」、「お金」の配分を決めながら家事、仕事、趣味や友人との交流をしているという訳ですね。

ここで意識してほしいことは、それらはどれも有限であるってことなんです。

ある特定の人物に「こころ」と使いすぎると、あなたが使える「こころ」の残高は少なくなってしまい、他の人に使える「こころ」が足りなくなってしまします。

職場でパワハラ上司やワガママ同僚に振り回されていると、あなたの心は疲弊してしまい、それまで関係性が良かった家族や友人に対して冷たい態度を取ってしまうこともあるでしょう。

「こころ」と同様に「時間」と「お金」もそのように考える訳です。

物を1つ捨てるということは、その物に使っていた、「こころ」、「時間」、「お金」を同時に回復できるってことなんです。

その回復した「こころ」、「時間」、「お金」をもっと大事なことに使えるようになる!

これがモノを減らす最大の目的です。

物を減らすと生まれる心理的・時間的・経済的余裕

では、具体的にどのような効果があるのか見ていきましょう。

心理的余裕・・物が少なくなることで部屋がスッキリし、広々とした空間を持つことで、生活環境が改善されます。このような空間は居心地も良く感じられます。

時間的余裕・・物が多いと選択肢が増え、何を選ぶか決めるのに時間がかかりますが、物を減らすことで、選択肢が減り、意思決定にかかる時間も短縮されます。さらに、掃除にかかる時間が大幅に短縮でき、必要な物もすぐに見つかるので生活にリズムが出て暮らしの質が向上します。

経済的余裕・・物を減らすことで、本当に必要なものだけを購入する価値観・習慣が身につきます。これにより無駄な出費が減り、経済的な余裕が生まれます。

こうして得た、あなたの大事な資源である「こころ」、「時間」、「お金」を有効に使っていきましょう!

シンプリスト/自分の価値観と向き合う暮らし

物を減らす重要性はご理解できましたでしょうか。

でも、いったいどうやって実践したらいいの?なんて思いますよね。

そこで、私たち夫婦がオススメするのがシンプリストという生活スタイルです。

ここ数年メディアでも取り上げられる事が増えたシンプリストについて見ていきましょう。

シンプリストって何?

シンプリストとは

精神的な豊かさや生活の質を重視する暮らし方を実践する人々



物質的な豊かさよりも、自分にとって必要で心を豊かにしてくれる物を選んでシンプルに生きることを大切にしいるんですね。

シンプリストってこんな人

・簡素で豊かな生活を追求し、物を極力増やさず整理整頓を行う

・デザインや統一感を重視し、自分にとって大切な物を選ぶ

・お気に入りの物を大切にし、無理に物を減らすことはしない

・時間やお金の使い方もシンプルに整理し、質素で快適な生活を送る

・人間関係や思い出も大事にし、感謝の気持ちを持って接する

皆さんの周りにも、お部屋がキレイに整頓されていてデザインも統一感があって・・・みたいな、なんかセンスいいなってお知り合いいませんか?

きっとその方は、自分の価値観に基づいて理想の暮らしを作る、シンプリストなのかもしれませんね。

ミニマリストとの違い

シンプリストよりもミニマリストという言葉のほうがよく聞くよって人も多いですよね。

ミニマリストもモノを少なくして暮らすという点では共通点も多いのですが、明確に違っているところもあります。

それでは、この両者の違いについて見ていきましょう。

①物への考え方
シンプリスト・・自分にとっての質や価値を重視し、大切だと感じるものを選ぶ。

ミニマリスト・・物量に注目し、最小限のモノで生活することに焦点を当てる。

②物を選ぶ基準
シンプリスト・・「自分が気に入っているかどうか」で選びます。

ミニマリスト・・生活に必要かどうか」で選びます。

③生活スタイル
シンプリスト・・シンプルで素朴なライフスタイルを追求し、快適さや効率を重視します。

ミニマリスト・・所有物の量を最小限に留め、物質的な執着から解放されることを目指します。

④追求する目標
シンプリスト・・生活の質を高め、心地よさや豊かさを感じることを目指します。

ミニマリスト・・物の所有を極力減らすことを重視します。

大体どんな違いがあるのか、つかめましたか?

どちらが優れているとかいうわけではなく、目指しているスタイルがそもそも違っているんですよね。

「豊かな暮らし」をメインテーマにしているこのサイトにはシンプリストの方がより、親和性があるんじゃないかと考えています。

シンプリストを実践するには?具体的な方法

①理想のライフスタイルを決める/心地よいと感じる部屋づくりから始める

まずは自分の理想の暮らしをイメージしましょう。
はじめからハッキリとイメージできなくても大丈夫です。

雑誌やネットを見て、「あっ、こんな部屋素敵だなー」とか、「こんなシンプルな部屋にしたいな」と感じる、あなた好みのスタイルを探してみましょう。

そして、そこで生活している自分や家族を想像してワクワクできればOKです。

②断捨離をする/不要なモノを生活から切り離す

理想の部屋がイメージできたら次は、その暮らしにそぐわない不要な物をどんどん捨てていきます。

すでに決めた理想の生活スタイルにマッチしているかどうかで、必要か不要かを判断していきます。

断捨離をはじめると、様々な学び・教訓ががあるものです。

・物を捨てる大変さが身にしみて分かる
・メルカリなどで販売し利益が得られる
・なぜこんな物を持っているのか覚えていない
・似たような物がたくさんある
・大事な物がこんなところに置いてあった・・・etc


最終的には、本当に価値があると思えるだけを残し、その他のモノは潔く捨ててしまいましょう。
空間の広がりを感じ、心地よいと感じたら大成功です。

③価値観にあった家具・アイテムを揃える

スッキリした部屋を眺め、心地よさを感じたら、次は理想の暮らしのために必要な家具やアイテムを新しく購入していきましょう。

家電など現実的に必要な物でも、インテリアやアート作品などの心のゆとりのために必要な物でも構いません。

購入するアイテムの基準はもちろん、本当に価値があると思える物ですね。

買うかどうか迷ったときは、こころ、時間、お金にゆとりができる買い物かどうかを自問してみるといいでしょう。

そして、私たちのこころ、時間、お金が有限であるように、お部屋の空間も有限です。

空間を無理に使いすぎないようにゆとりある部屋をデザインしていきましょう。

④生活をルーティン化し暮らしを軽やかに

生活にリズムをもたせ、日々の行動を計画的に組み立てます。

それらをルーティン化すると、効率的で秩序のある豊かな日々を過ごすことができます。

以下の例を参考にしてみよう!

・1日の行動を計画的に組み立て、流れのある生活を作る

・物事に優先順位をつけ、やるべきことから先に終われせていく

・定期的に掃除や不要品の処分に時間を割当て、心地よい空間を保つ

・家族とのコミュニケーションを大事にし、より良い暮らしのための意見交換をする

私たちの家では起床、朝食、就寝などは毎日決まった時間にし、掃除や買い物などは曜日を決めてルーティン化しています。

こうして行動パターンが決まってくると何も考えなくてもすぐに次の行動に移れて、心が穏やかになり、時間の節約にもなります。

自身の経験・現在のスタイル

シンプリストについては分かったけど、それで一体アンタたちはどんな暮らしをしているの?
こんなことを感じた方は、実際に私たちがどんな暮らしをしているのか見てみてください。

わたし達の現在と過去の経過

まずは二人の現在の生活はこんな感じ。

・東海地方郊外の市街地に居住
・賃貸アパート暮らし(2DK)・家賃補助なし・共益費込み63000円
・子ども無し・夫婦2人のみ世帯
・2人とも居住県内で勤務している
車は所有していない (この地方では希少生物です笑)
・貯蓄率45%を継続中 (貯蓄率:月の手取り収入から貯蓄・投資に回せたお金の割合)

✔貯蓄率=(貯蓄額+投資額)÷手取り月収×100

例:手取り月収30万円で貯蓄・投資が10万円なら→10万÷30万×100≒33%

私たち夫婦が辿ってきた経過はこんな感じ。

〜2016年
・ユウ(夫)はもともとシンプリスト気質があり、20代の頃からシンプルなワンルームで一人暮らしをしており、結婚を期に初めて他の誰かとの共同生活に。

2016年〜2017年
・結婚してしばらくはユウが元々住んでいたワンルームマンションで暮らしていたが、やはり流石に狭いので、同市内の少し広い部屋に引っ越す。(48,000円のワンルーム→56,000円の1DK)

2017年〜2024年
・キュウ(妻)はもともと物をたくさん持っていることに安心感を感じるタイプで、物を少なくしたい私ユウはイライラをつのらせていました笑。
・コロナ禍があり、様々な学びを得て、行動していくのがこの時期。

2024年〜現在
・キュウの転職を機に同県他市に引っ越し、現在に至る。(56,000円の1DK→63,000円の2DK)
・この引っ越しの際、車を手放し、以来自家用車は持っていない。

転機を迎えたコロナ禍/お金とミニマリズムの勉強を始める

転機はやはりコロナ禍でした。

キュウの職場が緊急事態宣言の間、休業状態になったりして、今までと同じ生活をしていてはマズいんじゃないかと思うようになり、いろんな面で生活を見直すようになりました。

そこでまず少しでも給料以外の収入を増やそうと、ポイ活や個別株の売買を学んで実践していきました。

ポイ活や個別株に関連して様々なお金の知識が勉強していく中で、NISA制度やスマホの格安SIMへの変更、都市銀行からネット銀行への変更など、マネーリテラシーの向上にある一定の効果があったのは事実かと思います。

現在では収入を増やすのは本業の給料アップと副業チャレンジ、資産を増やすのはインデックスの投資信託にまかせて放置するというスタンスに落ち着いたのですが、当時としては収入アップといえばポイ活と個別株の売買くらいしか思いつくことがなかったんですね。



収入を増やすことと、同時に支出を減らすことにも注意がいくようになりました。

この頃から、ミニマリストと言われる人たちがYoutubeに出てくるようになり、こんなに物が少なくも生活ってできるんだなーって軽い衝撃を受けました。

でも、よく考えてみると基本的な考え方は自分がやってきた暮らしととても似ていて、彼らはその同じ方向でもっと深いところまで追求してやってきた人たちなんだろうなと思いました。

そこで、私たちもミニマリズム的な動画をたくさん見て、自分たちにちょうど良い暮らしを探しはじめたわけです。

モノを少なくして暮らし全般をシンプルに

今でもよく覚えているのが、そう広くないリビングに陣取っていた部屋干し用の物干し台を捨ててみたときです。

物干し台がなくなったとたん、視界がパッと広がり、本当に気持ちいいなって感じたんです。
この感覚をつかめたおかげで、物を減らすことのハードルが無くなり、どんどん断捨離が進んでいきました。

それ以来、使っていないモノはどんどん処分し、新し物を購入するときは、本当に価値がある物かよく考えてから購入するようになりました。

自然とできたルールがこちら↓↓↓

1つ物を購入するときは、同じ機能を持つ物を1つ捨てる

新しいタンブラーが欲しいとなったら、もともと持っていたタンブラーは捨ててしまうって感じで。
そうすれば持っている物の総量を増やさずに満足度の高い暮らしが作れますもんね。

こんな風に自分たちの心地よい暮らしを探してきた結果、完全なミニマリスト生活は少し窮屈で現実味がなかったことと、友人・家族が訪ねてきてくれたときにも快適に過ごしてほしいという思いから、ほどほどなラインのシンプリストというスタイルに辿り着いたわけです。

やってみて良かったこと・反省点

物を減らしてシンプルな暮らしを始めてからは、基本的に良いことしかないというのが正直な感想ですが、若干の反省点も。

良かったこと

自由に使える、こころ・時間・お金が増えるという効果が大きいのは事実なんですが、何と言っても広々とした空間に自分たちが気に入っている数少ない物たちだけがある暮らしって本当に気持ちいいんです。

反省点

「価値のあるもの」にとらわれ過ぎて、買い物をする際、いろんな商品と比較・検討をするために、めちゃくちゃ時間がかかってしまうという本末転倒な状態になっていた時期があります。

なので物選びは、ある程度のリサーチをすれば後は直感に任せてサクッと決めてしまい、もし気に入らない物ならそこは諦めて買い直せばいいやってくらいの方が、こころ・時間の余裕を保てると思います。

まとめ

この記事では【物を減らしてゆとりを作る】について解説してきました。

シンプルな暮らしをする目的

物を減らすとなぜイイのか?
物を減らすと、こころ・時間・お金にゆとりができるから。

シンプリストという暮らしを知ろう

シンプリストとは?
精神的な豊かさや生活の質を重視する暮らし方を実践する人々

シンプリストを目指して行動してみよう

・①理想のライフスタイルを決める
・②断捨離をする
・③価値観にあった家具・アイテムを揃える
・④生活をルーティン化し暮らしを軽やかに

こころ・時間・お金にゆとりをつくり、豊かな暮らしの土台を築けると、次のステップである「無理なく貯める家計管理」・「未来のための資産運用」につながっていきます。

自分なりの心地よさを探求し、軽やかな暮らしをつくっていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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