断捨離で始める生活改善【メリット・注意点を分かりやすく解説】

モノ減らそ

断捨離という言葉が定着してから何年も経ちましたが、みなさんは取り組まれたことがありますか?

ここ数年の物価高の影響で、危機感を感じ生活を見直そうと考えている方も多いと思います。

この記事では、苦しい生活から抜け出し、豊かな暮らしをするための方法として、とても重要な断捨離について解説していきます。

この記事でわかること

✔断捨離の重要性
✔そもそも断捨離って何?
✔どんなメリットがある?
✔具体的な手順
✔コツと注意点

生活改善は断捨離から始める

現代は物や情報が過剰に供給されていて、人々はついつい自分にとって必要かどうか考えることなく、たくさんの物を買い、新しい情報に振り回されてしまいます。

多くの人がこういう状態にあるということは、物を過剰に蓄えておくというのは人間の本能なのかもしれませんね。

まずは、この構造から抜け出し、自分や家族にとって本当に価値のある物・情報を取捨選択できるようになりましょう。

物を少なくするには、出口と入口が大事です。

家の不用品を捨てる
→これが出口です

不要なものを買わない
→これが入口です

出口から不要な物を吐き出し、入口からは本当に価値のあるものだけ取り入れるということです。

ユウ
ユウ

なんか人間の食と排泄みたいですね笑
失礼しました・・・

ビバ丸
ビバ丸

お前、下品やな!

出口から不要なものを捨て、部屋が広々とした気持ちのいい空間になったら、そこに入口でよく吟味したお気に入りのアイテムを配置して、満足感を高めます。

これだけできれば、心も体もスッキリとした感覚が掴めますし、これから作っていく「豊かな暮らし」にむけて上々のスタートが切れるはずです。

単身の方はすぐにでも取り組めますが、ご家族がいる方はよく話し合って、楽しく進めていってくださいね。

そもそも断捨離ってなに?

断捨離って聞くと、なんとなく物を捨てることだと分かっていても、あんまり詳しく考えたことない人が多いんじゃないでしょうか。

私も数年前までは漠然としたイメージしかありませんでした。

ここでは断捨離の思想と、具体的なイメージを見ていきます。

断捨離の思想はヨガの「断行・捨行・離行」という考え方がベースになっています。


「断」 不要なものが入ってくるのを断つ→入口では厳しく
「捨」 今ある不要なものを捨てる→出口ではスパッと
「離」 物への執着から離れる→価値観の確立

3つ目の「離」は、断捨離のことをよく調べるまでは、私も知らなかった概念です。

Point

「物への執着から離れる」が身につけば、入口と出口は簡単にコントロールできる

つまり、自分が本当に大事にしたい物や価値観をしっかり確立し、その感覚に従って物の出入りをコントロールすれば、自然で無理のない、心地良い空間ができるということですね。

キュウ
キュウ

「物」をコントロールして「心」を豊かにする。

ビバ丸
ビバ丸

現代を生きる上でメッチャ大事なことやな!

2010年ころからブームになった「断捨離」ですが、ブームのまま終わることなく、しっかりとした文化として定着し、その思想がますます意義深いものになっている気がします。

断捨離をするメリットを解説【3つの効果で生活が変わる】

それでは断捨離をするとどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

ハッキリ言って、いっぱいメリットあるんですが、中でも大事な3つに絞ります。

・精神的効果
空間が広くなると以前の部屋とは見違えるくらい、気持ちの良い空間になる
圧迫感が無くなり、ストレスフリーな状態に近づける

・時間的効果
掃除や買い物にかける時間が圧倒的に少なくなる

・経済的効果
無駄な使いが無くなる、物を大事に使うため壊れない・汚れない

実際に感じるメリットは、この3つが同時に掛け合わされた感じで、一気に押し寄せるので一言でいうと、「めっちゃエエやん」となります。

そして、余裕ができた「気持ち」・「時間」・「お金」を自分がもっと大事にしたいと思うモノ・コトに使える。
これが最大のメリットであり目的ですね。

断捨離の具体的なやり方を解説

大体のイメージがつかめたら断捨離を実行してみましょう。

ここでは、具体的な手順・コツと注意点を見ていきます。

具体的な手順

実際に断捨離を行うやり方を紹介します。
ご自身の環境に合わせて実行してみてください。

まずは分類の手順

1.必要なものを選ぶ
→無くなると生活ができない、無いと精神衛生上良くない物(めっちゃお気に入りの物)

2.不要な物を選ぶ
→今すぐ捨てたい物、無くなっても嫌じゃない物

3.捨てるかどうか悩んでしまう物は保留する
→心理的な価値観や金銭的な価値を考えると捨てにくい物

次は行動の手順

1.不要な物をすぐに捨てる、金銭的価値がある物は売る
→まずこれをやる理由は、部屋が広くなり、空間の広がりを感じられるから

2.手元に残した必要な物を、広くなった部屋で新たに配置し直してみる
→自分や家族の行動パターンを考え、最適な設置場所を決める

3.新たにできた気持ちの良い空間に、保留に分類した物がマッチするかを考える
→うまく馴染む物は残す
→違和感を感じる、部屋の統一感を乱す、こんな物は捨てるか売る

ここまで出来れば「捨」が完成します。

あとは、「断」と「離」です。

物を捨て、生活に最適な空間となった部屋に新しい物を購入する際は価値基準をキッチリ決めておきましょう。

「離」が理解できると「みんな持っているから持ってて当たり前」や、「流行っているから欲しい」といった安易な消費行動を回避できますし、「断」が理解できると、自分の価値観に照らし合わせて上手な買い物ができるでしょう。

コツと注意点

一人暮らしの方ならすべて自分の裁量で断捨離を進められますが、家族がいる方なら当然、みんなの同意が必要になるでしょう。

では、家族で暮らす世帯と、一人世帯に分けて見ていきましょう。

家族世帯の場合

基本的には上記で紹介した、分類→行動の手順でやってみると良いと思います。
まずは家族間で価値基準を共有することから始め、期間を決めてゆっくり取り組んでいけばいいでしょう。

注意点・・・十分な相談もなしに独断で物を捨ててしまわないこと。
他の家族が大事にしているものを捨ててしまっては、豊かな暮らしが遠のきます。

コツ・・・家族世帯では当然、物も多くなりがちです。
そこで捨てる物、買う物のルールを決めておくと良いでしょう。
例えば、我が家では物を1つ買うときは、同じ機能を持つものを1つ捨てるというルールを決めています。
こんな感じで、「こうなったら捨てる」や「こういう時は買う」と決めておくと、考える時間も労力も節約できて快適です。

1人世帯の場合

こちらは自分ひとりで決めて行動できるわけですから、もう少し大胆にしてもいいでしょう。
例えば、引っ越しの際にほとんど全ての荷物を処分してしまい、新しい部屋を契約したら、その部屋に合ったアイテムを自分の価値基準でそろえていくというやり方です。

家族世帯が引き算なのに対して、1人世帯は1度ゼロにしてそこから足し算でアイテムをそろえてゆき、心地良いポイントがきたらストップするという感じです。

注意点・・・私もひとり暮らしが長かったので分かるのですが、ストイックにやりすぎると、いざというときに困ったことになります。命と健康衛生を守る観点からあった方が良いものは絶対に存在しますので。
例えば、冷蔵庫やエアコン、一定の清潔感を保てる衣服、災害時の備え・・・etc

コツ・・・ネットや雑誌で自分の好きなライフスタイルを探してみると良いでしょう。
ゼロの状態から新しく生活を作っていくので、すごくお金がかかってしまうと思いがちですが、自分の価値観がしっかり定まり、物を買う基準ができてくると、長期的に見ると支出はかなり減ります。

まとめ

この記事では「断捨離で始める生活改善」について解説してきました。

なぜ断捨離をすると良いのか?

断捨離をして物を少なくし、自分の価値基準を磨き、本当に価値がある物だけに「気持ち」「時間」「お金」が使えるようになるなるから

断捨離の手順は?

1.必要・不要・保留の3つに分類する
2.不用品を捨てる→広くなった空間に必要な物を配置する→保留品の再検討をする
3.物への執着を捨て、価値基準を明確にする

コツと注意点は?

【家族世帯】
注意点・・・他の家族の気持ちも尊重し、期限を決めて慎重に進める
コツ・・・家族全体で価値基準を共有して意見の違いを埋めておく

【1人世帯】
注意点・・・ストイックにやり過ぎて、命や健康に悪影響がないようにしよう
コツ・・・引っ越しなど、荷物を減らしやすいタイミングで大胆に断捨離すると効果大

一時の大きなムーブメント期から十数年が過ぎましたが、今や世界にも広がりを見せる断捨離。

ネットや書籍にも断捨離に関する情報は豊富にあります。

これを期にみなさんも断捨離をして、「豊かな暮らし」への足がかりとしてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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