ここ最近、銀行預金の金利や住宅ローンの金利のニュースを見聞きすることが増えましたよね。

預金金利が久しぶりに上がりましたよね!

ほな、エエことしかないんちゃうんか!

まあ、そんなに単純な話でもないんですけどね・・・。
これから一緒にみていきましょう。
では、金利について、みなさんはどれくらい理解していらっしゃるでしょうか。
お金を預けると金利がもらえて、お金を借りると金利を払うって感じでザックリと理解している人は多いと思います。
金利は知れば知るほど深いテーマなので、あまり深くまで潜ってしまうと戻れなくなってしまいます笑
なのでこの記事では、無事に帰ってこれるようにサクッと学んでいきましょう。
この記事で金利の基礎的な知識を学んで、金利を味方につけて、みなさんの資産形成のお手伝いができればいいなと考えています。
✔【結論】金利は払うものではなくて、もらうもの!
✔金利って何?
✔金利は生活にどんな影響がある?
✔金利が分かるとどんなメリットがある?

【金利は払うものではなく、もらうもの】このマインドが資産を大きくする!
金利が何かを解説する前に結論を言ってしまうと、「金利を味方につけて資産形成を有利に進めよう」ということです。
まずは、これを覚えよう!
金利は雪だるま式に大きくなり生活を圧迫し、時には生活が破綻してしまう
金利(リターン)は雪だるま式に大きくなり、資産が増える
金利とはお金の貸し借りの際に発生する手数料のようなものです。
お金を借りる側が金利を払い、お金を貸す側が金利を受け取ります。
当たり前のこと言うなって怒られそうですね。
お金を借りるといえば、銀行からの融資やカードローン、住宅ローン、奨学金、クレジットカードのリボ払いなどさまざまありますが、みなさんも1つや2つは利用したことがあるんじゃないでしょうか。
では、逆にお金を貸す側に回ったことってありますか?
もちろんありますよね。銀行預金が良い例です。
では、支払う金利と、もらう金利を比べてみましょう。
支払う金利(利率はすべて25年2月の平均的なもの)
✔住宅ローン金利(変動0.5%)→100万円借りると1年後に支払いう金利は5千円
(固定1.5%)→100万円借りると1年後に支払う金利は1万5千円
✔カーローン(2%)→100万円借りると1年後に支払う金利は2万円
✔カードローン(15%)→100万円借りると1年後に支払う金利は15万円
もらう金利(利率は25年2月の平均的なもの)
銀行預金(0.1%)→100万円預けると1年後に受け取る金利は千円
これを見ると、なんか金利を払う方は高いのに、もらう方はすごく安いなーって感じますよね。
なので、金利とうまく付き合うには「金利はできるだけ払わずに、できるだけ多くの金利を受け取る」
これが大事なことです。
できるだけ多くの金利を得るにはどうすれば良いかというと、こうなります。
金融市場に資産を投下し、リターンという名の金利をもらう
つまり、NISAやiDeCoを使って優良な投資信託に投資し、長期で運用して金利(リターン)を雪だるま式に増やしていこうという話なんです。
金利について大事な考え方は、ここまでで書いてしまったので、ここから先は興味のある方だけ見てもらえればいいと思います笑
NISAや投資が分からないという人は、こちらも読んでみてください↓↓↓

金利をザックリ解説
金利がどのように決まっているか考えたことありますか?
私はFPの勉強をするまで全く考えたこともありませんでした。
金利の世界は本当に複雑なので、まだまだ勉強中なのですが、大まかな仕組みを解説してみたいと思います。
金利には短期金利と長期金利があります。
短期金利と長期金利を決めている2つの要因を見てみましょう。(日本国内の場合)
短期金利
日本銀行が短期金利(誘導目標金利)を設定する
✔目的は・・・景気や物価の安定など金融政策上の目的を達成するため
✔どんな事に影響するか・・・預金金利
長期金利
債券市場の見通し、為替、物価変動、短期金利などによって決まる
どんな事に影響するか・・・国債の金利(10年)、住宅ローン金利(固定)
金利が上昇すると生活にどんな影響がある?
24年3月にマイナス金利政策が解除され、「金利がある世界」が戻ってきました。
銀行の預金金利も0.001%から0.1%くらいに引き上げられましたよね。
今後も緩やかに金利の上昇が続いていく見込みとなっています。
それでは、金利上がると私たちの実生活にどんな影響があるのか見ていきましょう。
✔普通預金・定期預金の金利が上がる
25年2月時点では普通用金の金利は0.1%くらいまで上昇しています。
✔住宅ローン金利が上がる
長らく低空飛行をしていた住宅ローン金利ですが、じわじわと上がってきており、家計が圧迫されている家庭も出てきてます。
✔為替が円高になる
金利が上がると、外国人投資家にとっては円を持つ旨味がでてくるので、ドルが売られ、円が買われ、円高に進む傾向があります。

金利の仕組みが分かるとこんなメリットが
金利の仕組みが大まかにでも理解できると、実生活や資産形成にとって大きなプラスとなります。
どんな場面で活かせるのか見ていきましょう。
✔その時点での短期金利・長期金利が把握できていれば、住宅ローン金利の相場が分かるので有利な条件で借りられたり、より金利の低い銀行で借り換えをすることもできる
住宅ローンは多額・長期の借金ですので、少しでも金利が下がれば支払額を大きく減らすことができます。
是非、よく調べてみましょう。
✔金利が正しく理解できていると、投資の適切なリターンが分かるので、詐欺やボッタクリ投資に騙されない
「月利10%!」なんて投資の広告を見たら、すぐに詐欺だと分かります。
✔金利の怖さを知っているので、金利を払う側に回らない(借金をしない)
住宅の購入は高額で金利も低いのでローンを使うことも理解できますが、カーローンや、カードローンは金利の支払を考えると、選択肢にも入らなくなります。

まとめ
この記事では、「金利とは何か」について解説してきました。
金利は、「払うものではなく、もらうもの」と覚える!
お金を貸し借りするときの手数料
✔短期金利・・・日本銀行が設定→預金金利などに影響
✔長期金利・・・市場によって決まる→住宅ローン金利などに影響
✔預金金利が上がる
✔住宅ローン金利が上がる
✔円高傾向が高まる
✔住宅ローンを借りるときに適切な金利が見極められる
✔株式投資・債券投資に役立つ
✔金利の怖さを知っているので借金をしない
金利は「味方にすれば天国、敵にすれば地獄」です。
支払う金利の重さを知り、安易なローンや借金はやめましょう。
そして、金利の有り難さを知り、資産形成のお手伝いをしてもらいましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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