物や情報が過剰に溢れた現代の社会で、多くの物に囲まれ、多くの情報に振り回されて、生きづらさを感じている人も多いと思います。
そんな中でも、自分の価値観によって物や情報をコントロールし、軽やかに豊かに生きる「シンプリスト」と呼ばれる人々がいます。
この記事では、ここ数年で耳にすることが増えたシンプリストについて見ていきます。
✔シンプリストとは?
✔どうすればシンプリストになれる?
✔シンプリストってどんな暮らしをしているの?
✔シンプリストになるメリットは?

シンプリストとは?/【自分軸の価値観】を持つ人
シンプリストの生活を分かりやすく言うと、「自分の価値観に従って、好きな持ち物、好きな人間関係、好きな時間の使い方、好きな空間を豊かに作り上げる」というライフスタイルを持つ人です。

でも誰でも好きな物や好きな人、自分の好きな様に選んでいるんだから、私たちみんなシンプリストってことになるんじゃない?

確かに、誰でも自分の好きなように暮らしているって思うかもしれないけど、それじゃあ、なんで日々の生活に追われてイライラしたり、将来に不安を感じて焦ってしまうのかな?

なんか意味ありげな言い方するやん!

まあね笑。その違いを解説をしていくよ。
着目したいのが【自分軸の価値観】と【他人軸の価値観】です。
「これが普通だから」とか「みんなそうしてるから」というような世間の大衆や、身の回りの人々に与えられた価値観を【他人軸の価値観】といいます。
反対に価値の判断を自分自身で付け、自分にとって必要な物事を取捨選択する価値観を【自分軸の価値観】といいます。
例えば、同じような価値観を持ったAさんと、Bさんがいたとします。
・Aさん・・・自分自身の考え、感じ方でたどり着いた価値観
・Bさん・・・親や兄弟の言いつけを守り、従順に受け入れた価値観
この2人の「自分の暮らしに対する満足度」は間違いなくAさんの方が高いことでしょう。
何故なら自分の意思と感性でつかみ取ってきた価値観はそう簡単に壊されたりしませんが、他の誰かによって作られた価値観は簡単に崩れ去る危険性があるからです。
このように【自分軸の価値観】を持つシンプリストは、自分にとって大事なモノ・コトを少しづつ積み上げることで価値観を形成しているんですね。

お城の石垣みたいなもんやな!
自分の価値観にピタっとハマる物だけ選んで、しっかり丁寧に積み上げていったら崩れることないもんなー!
シンプリストになるにはどうすればイイ?
シンプリストになるには、まず自分だけの価値観を作ることが大事です。
そこで、大切なキーワードが「心地良さ」です。
誰でも「なんか気持ちいい」とか「なんか落ち着く」とか、うまく説明できないけど気分が良くなる【物・人・事】がありますよね。
自分が感じる「心地よさ」の種類・時間・環境・人物などをよく観察し、自分はどんな時に気持ちよく過ごせているのかを見つけることが、自分だけの価値観を作る近道だと思います。
そして「心地良い感覚であふれる暮らし」が作れれば最高ですよね。
また、同時に「心地良いと感じない物・人・事」から距離をとるということも、とても大事になります。
こうして、なるべく大事なものだけをそばに置き、それ以外のものは自分から遠ざけるという作業を日々続けていけば、間違いなく「シンプリスト」といわれる暮らしが出来上がっていくことでしょう。


シンプリストってどんな暮らしをしているの?
それでは、心地よさを基準に自分だけの価値観をもつシンプリストの暮らしがどんな風になっているか見ていきましょう。
インテリアや服装
シンプリストの家は落ち着いた色合いや、シンプルな作りの家具で統一感のある空間が作られていることが多いです。
家具や家電製品がお気に入りのブランドやメーカーで揃えられていますが、必ずしも高価なものとは限りません。
基準は自分が心地良いと感じるかどうかです。
服装は機能性を重視し、流行り廃りのないシンプルなデザインのものを選びます。
食事
食事に関しても価値基準に合ったこだわりのものが多いです。
また、曜日や時間で食事をルーティン化し、時間をうまく使う工夫をしています。
・料理しやすい
・保存が効きやすい
・自然素材の食材を選ぶ
・栄養バランスに気をつける
仕事や余暇の過ごし方
シンプリストは仕事でも、休日の過ごし方でも、作業効率を大事にし、メリハリのある時間の使い方をします。
そのために使うツールはデジタルとアナログを上手に組み合わせて、心地良さと効率の良さを両立させています。
また、休日は自分が大事にする人との交流を楽しみ、なおかつ自分1人の時間もしっかり確保して、整理をつけるべき感情や物事に焦点を当て、暮らしのメンテナンスを欠かしません。

シンプリストになるメリットは?
自分軸の価値観で作る暮らしには大事な大事なメリットがあります。
「こころ・お金・時間」にゆとりができる
シンプリストは価値基準がしっかり定まっていますので、何をするにしても素早く判断が下せます。
なので、「余計な気を遣わない、無駄なお金を使わない、無駄な時間を使わない」
こんな暮らしができるんですね。
常に自己研鑽を欠かさない
自分の価値基準をしっかりと固めたら、それで終わりかと言えば、そうではありません。
シンプリストは日々その価値観をアップデートするための自己研鑽を欠かしません。
なので、その修正と改善を繰り返した「暮らし」はさらに強固なものになり、自身を助けてくれるので
す。
まとめ
この記事では、シンプリストの中身とその魅力について解説してきました。
シンプリストとは?
自分軸の価値観に従い「心地良い」暮らしを追求する人
どうすればシンプリストになれる?
・自分だけの価値基準を作り上げよう
・自分がどんな物・事・人に心地良さを感じるかを探ってみよう
シンプリストってどんな暮らしをしている?
衣・食・住のすべてで「好き」と「機能的」を上手く組み合わせている
シンプリストになるメリットは?
・「こころ・お金・時間」にゆとりができる
・自己研鑽を欠かさず、より豊かな暮らしができる
シンプリストに対する理解は深まりましたか?
私たち夫婦も、日々意見を出し合い、より良い暮らしのために改善を重ねています。
まだまだ良くしていきますよー!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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